イチゴの授業を振り返って~大島小学校講師体験記~
こんにちは。イチゴも好きだけどイチゴジャムも大好きな新井田です。
先日、宿毛市立大島小学校にて、小学6年生を対象とした「キャリア教育学習」の講師を務めて参りました。このキャリア教育学習は、さまざまな職種の方を講師に招き、学ぶことや働くことの大切さを知り、子どもたちに自分の将来について考えてもらおうというもの。
今回のテーマは「生き方と職業」と「地域おこし協力隊の仕事」についてでした。昨年の12月に小学校から講師依頼のお話があり、引き受けたものの話の中身や流れなどなかなか決められず、どんなことを話したら良いのか直前まで悩んでいました。過去にキャリア教育学習の講師を務めた方々にもアドバイスをいただき、テーマに関する話のほか、イチゴのパック詰め体験をしてもらうことを思いつきました。
授業当日の朝に研修生の平岡さんにイチゴを収穫してもらい、午後から小学校へ向かうとすでにマスコミ関係者の方々がスタンバイ。人前で話すときはあまり緊張しないタイプの人間なのですが、このときは少しばかり緊張しましたね。
その後、教室に案内され、6年生の皆さんとご対面。教室に入った瞬間に「わぁー!!」と歓声が上がりましたが、それは自分ではなくて真っ赤なイチゴを見てのもの。「今日は『イチゴの授業』をよろしくお願いします!」という子どもたちの挨拶に教室が笑いに包まれました。授業では一方的なトークだけはやめようと考えていました。簡単な自己紹介を済ませたあとに「何か質問はありますか?」と問いかけたところ、子どもたちからは「どうして市役所を辞めたの?」や「なぜ宿毛市に引っ越してきたの?」などの鋭い質問が出てきました。さらには「彼女はいますか?」「宿毛のどこに住んでいますか?」といったプライベートな質問まで。ここでもみんなで大笑い。もちろんすべての質問にていねいにお答えしましたよ(笑)。何も質問が出てこないときはガッカリするものですが、たくさん質問してくれてホッとしました。
授業の後半はイチゴのパック詰め体験。子どもたちは待っていましたと言わんばかりに目をキラキラと輝かせ、イチゴの入ったトレイをのぞき込んでいました。イチゴのサイズやパック詰めのポイントを説明している間もなんだか落ち着かない様子。イチゴの大きさに驚いている子もいれば、我慢できずに計量を始めてしまう子もいたりして、見ていたこちらもなんだか楽しくなっていましたね。
あっという間の1時間半の授業でしたが、子どもたちは初対面の私にいっぱい話しかけてくれて、とっても楽しい時間を過ごすことができました。それと同時に、学校の先生の大変さを少しでも経験させていただいた貴重な機会となりました。
この場を借りて、中村校長先生をはじめ、講師依頼をしてくださった岡田先生、6学年担任の岩井先生、そして、6年生の子どもたちにお礼申し上げます。本当にありがとうございました🍓
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